ホーム

AMED再生医療実現拠点ネットワークプログラム

疾患特異的iPS細胞の利活用促進・難病研究加速プログラム

2.5次元共培養系を用いた
ヒト神経細胞シナプス成熟法の開発

本研究では、現行の2次元培養、3次元培養の弱点を克服して、疾患特異的iPS細胞を応用した神経疾患研究と創薬の普及において最も待望されている、シナプス機能が十分に成熟しているヒト神経細胞を作製するためのロバストな分化誘導技術を開発し、この技術を神経疾患特異的iPS細胞に適用して疾患特異的成熟神経細胞を作製します。

その実現のため、神経分化誘導・成熟促進効果を有するヒト由来細胞、並びにその細胞との細胞間相互作用を生成し得る2.5次元共培養系を開発し、当該領域で汎用されている単層細胞培養系に互換性がある状態で、現行の公知技術と比較して、①短時間で、②高効率に、③再現性良く、④シナプス機能成熟が十分な神経細胞を、疾患特異的iPS細胞から作製するための、簡便で安価でロバストな分化誘導法の実用化を目指します。